トレードをする上で必ず設定しておくべき「損切り」。
このページでは、損切りについて詳しく解説していきます。
損切りを制する者はトレードを制するといっても過言ではないので、しっかり覚えていきましょう!
そもそも損切りってなに?
損切り(そんぎり)は、トレードを安全に続けるためにはかなり大切なことです。
例えば、あなたが車を購入したとします。最初は良い車だと思っていたのに、乗ってみると頻繁に故障して、修理費がかさんでいきます。
このまま修理を続けると、修理費用がさらに増えてしまう可能性があります。
そこで、これ以上無駄な費用をかけないために、車を売ってしまうという決断を下すことが、損切りに似ています。
投資やトレードでも同じです。
初めに有望だと思って買ったものが、予想に反して価値が下がり続けることがあります。
このまま持ち続けると、損失がどんどん膨らんでしまうかもしれません。
そこで、「これ以上、損を広げないために、今のうちに売ってしまおう」と判断することが、損切りです。
損切りは、将来的にもっと大きな損失を防ぐために、早めに手を引くというかなり重要な行動です。
損したくないよ…
気持ちは痛いほどわかります。トレードを始めたすぐのころは、
「このままポジションを持ち続けたら、そろそろ反転して(元通りになって)損失を取り返せるはず・・・。」
誰しもそうやって考えるものです。
ですが、相場は残酷です。
そのままポジションを持ち続けていると、どんどん含み損が膨らみます。
さらに厄介なことに、人間は損失が大きくなるとどんどん損切りができなくなってしまいます。
損切りをしなかった後に行きつく先は破滅・・・
そういったことを避け、リスクを少なくするためにも、必ず損切りは設定するようにしましょう。
損切りした途端にやっぱり反転した(元通りになった)んだけど・・・
トレードあるあるです。
自分が損切りした瞬間に、今まで下がり続けていた価格が反転して上がり始める・・・なんてことは割とあります。
ですが、それは結果論であって、損切りしなければ損失がもっと膨らんでいた可能性もあります。
とても悔しいことですが、心を鬼にして割り切りましょう。
なぜ損切りが重要なのか(最悪の場合、借金になることも)
とくにFXなどレバレッジ(※)を活用してトレードする際には必ず損切りはしましょう。
最悪の場合、持っているお金がなくなるだけではなく、大きな借金をしてしまうことになります。
※レバレッジの紹介ページでは、損切りを設定しなかったことで大きな借金を抱えてしまった人、という本当にあった怖い話を書いてありますので、ぜひご覧ください。
どうやって損切りすればいいの?
トレーダーによって損切りするタイミングは異なるものですが、ここでは一般的にヨシ!とされている損切りの仕方を説明します。
基本的にはダウ理論にしたがって、損切りの位置を決めます。
ダウ理論の中に、
「明確な転換が出現するまでトレンドは継続する」
というものがあります。
ダウ理論の詳しい説明はこちらの記事
- 上昇トレンドの場合は、前回の安値(やすね)を下回った場合
- 下降トレンドの場合は、前回の高値(たかね)を上回った場合
になるので、まずはそのあたりに損切りを設定するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
損切りはトレードをする上では必ず必要になります。あるいは義務だと考えてください。
「損切しなければ稼げていたのに・・・」
なんていう場面も当然あります。
ですが、それ以上に大事なこととして、大きな損失を回避できる場面も大いにあります。
一度大きな損失を出してしまうとその損失を取り返すには時間がかかります。
また、すぐに損失を取り戻そうと無駄なトレードをしてしまうことにも繋がります。
冒頭でもかきましたが、「損切りを制する者はトレードを制する」といっても本当に過言ではないので、ぜひこの機会に損切りができるトレーダーになりましょう!
それでは☻
損切りは命を守る行為です。必ず設定しましょう!
buchi ブロガー兼トレーダー
ブロガー兼専業トレーダーとして活動中。
2024年に専業トレーダーへ転向し、初心者がゼロから学べる「お金の知識」をテーマに、節約・稼ぐための情報やトレードの勉強法を発信しています。
X(旧Twitter)でも情報発信をしていますので、よかったらフォローしてくださいね!
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