リスクリワードってなに?【超重要!!】

トレードの学び

FXや株を行う際に、よく耳にする「リスクリワード」という言葉。これは、取引の成功確率を高めるために非常に重要な概念です。リスクリワードを理解することで、リスクを最小限に抑えながら、利益を最大化する戦略を立てることができます。今回は、このリスクリワードについて説明します。

そもそもリスクリワードって?

「リスクリワード」とは、取引における「リスク」と「リターン」の比率を示す言葉です。具体的には、取引での損失の可能性(リスク)に対して、利益の可能性(リターン)がどれくらいあるかを示します。

例えば、あなたがドル円を買うとします。もしその価格が下がると1万円損失する可能性があり、上がると2万円の利益が期待できるとしましょう。この場合、リスクリワード比は「1万円のリスクに対して2万円のリターン」で、リスクリワード比は「1:2」になります。

リスクリワード比の重要性

リスクリワード比は、トレードにおいて非常に重要な要素です。なぜなら、リスクリワード比が高いほど、少ない成功確率でも利益を上げる可能性が高くなるからです。

例えば、リスクリワード比が「1:3」の場合、リスクが1であれば、リターンが3でリスクの3倍となるため、取引が成功したときの利益が大きくなります。これは3回連続で損失をだしてしまったとしても、次の1回で利益を出せれば損失を一気に取り戻せるということにもなります。

もっと具体的に・・・

では、具体的に計算してみましょう。それぞれ10回のトレードをする場合を考えます。

リスクリワードが1:1(損失1万円、利益1万円)の場合

勝率が40% 期待損失は6万円、期待利益も4万円で、期待値はー2万円です。
勝率が50% 期待損失は5万円、期待利益も5万円で、期待値は0円です。
勝率が60% 期待損失は4万円、期待利益は6万円で、期待値は2万円です。


リスクリワードが1:2(損失1万円、利益2万円)の場合

勝率が40% 期待損失は6万円、期待利益も8万円で、期待値は2万円です。
勝率が50% 期待損失は5万円、期待利益も10万円で、期待値は5万円です。
勝率が60% 期待損失は4万円、期待利益は12万円で、期待値は8万円です。


リスクリワードが1:3(損失1万円、利益3万円)の場合

勝率が40% 期待損失は6万円で、期待利益は12万円で、期待値は6万円です。
勝率が50% 期待利益は5万円で、期待損失も15万円で、期待値は10万円です。
勝率が60% 期待利益は4万円で、期待損失は18万円で、期待値は14万円です。


これらから分かることは、リスクリワードが1:1以上であれば、勝率が50%未満であっても最終的に利益が出せることがある、ということです。リスクリワード比を高めるほど、低い勝率でも最終的に利益を出せることになるので覚えておきましょう。

リスクリワード比をよくすることを心がけよう

トレードをはじめたすぐは、おそらく「利益が出ているうちに利益を確定したい!」と考えてしまい、あまり利益がのっていないうちにすぐに利益を確定してしまいたくなります。(私もそうでした。)

これは「プロスペクト理論」という人間の本能のせいです。この本能を乗り越えないことには稼ぎ続けていくことは難しいので、しっかりと勉強・練習して本能に打ち勝てるようになりましょう。

まずは、リスクリワードが1:1の取引ができるように練習してみましょう。慣れてきたら、リスクリワード1:2以上の比率になるように利益を狙ってみてください。

まとめ

ここまで説明したように、リスクリワード比はFXの成功を左右する重要な要素です。リスクとリターンのバランスを考えながら取引を行うことで、効率的に利益を上げ続けることができます。リスクリワード比をしっかりと理解して、トレードを成功に導きましょう。

では☻

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